デスコアを超絶ざっくりまとめ
deathcore
こんにちは。管理人です。この記事では、デスコアとはどんな音楽なのか?どんなバンドがいるのか?など、ごくごく簡潔に解説していきます。
この記事は「メタルコアのサブジャンルをまとめてみた(後編)」から続いています。こちらの記事もぜひチェックしていってください。
デスコアのなりたち
2000年代に入り、メロディックメタルコアをはじめとするメタルコアの台頭が始まりました。元来メタルコアは、ハードコアからの影響を受け、主にアンダーグラウンドのシーンで活躍するバンドが多かったのですが、メロディックメタルコアの商業的成功により、メタルコアは多くの人に親しまれる音楽となっていきました。
そうした流れのなか、元来メタルコアが持つアンダーグラウンドの精神を持ち合わせた音楽、デスコアが発展していきます。
デスコア元祖といわれる Job for a Cowboy がアメリカで活動の場を広げていたのは2000年代中盤ですが、それ以前にもアメリカの Antagony や The Acacia Strain 、カナダの Despised Icon らがデスコアと呼ばれる音楽を演奏していました。その後多くのバンドがフォロワーを獲得し、デスコアを盛り上げていくこととなります。
余談ですが、デスメタルについて日本人は誤解や偏見がとても多いです。デスメタルをざっくりと知りたい方は、以下の記事も合わせてお楽しみください。
デスメタルをベースに、メタルコアのブレイクダウン等を取り入れ、展開をプラスした音楽がデスコアです。デスメタルには様々なサブジャンルが存在し(例:テクニカルデスメタル、ブルーたるデスメタル ほか多数)、デスコアはそれらの様々な音楽要素を取り入れつつ、デスメタルにはなかったメタルコア的ブレイクダウン(≠スラミングパート)が必ず楽曲の中に含まれています。デスコアの場合も、ダウンテンポデスコア(Chelsea Grin 等)、プログレッシブデスコア(Born of Osiris 等)、ニューメタルコアとの融合(Emmure 等)ほか、多様化が進んでいます。
デスコアのバンドたち
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SUICIDE SILENCE – You Only Live Once
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Whitechapel – Our Endless War
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BORN OF OSIRIS – M∆CHINE
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DESPISED ICON – Furtive Monologue
これまで数多くのデスコアバンドが生まれてきていますので、ここでは一部のみご紹介です。
- 代表的なバンド
- ・After the Burial
- ・Antagony
- ・Attila
- ・Betraying the Martyrs
- ・Bleed from Within
- ・Born of Osiris
- ・Bring Me the Horizon
- ・Carnifex
- ・Chelsea Grin
- ・Emmure
- ・Job for a Cowboy
- ・Make Them Suffer
- ・Suicide Silence
- ・Thy Art Is Murder
- ・Whitechapel
また、もともとデスメタルはたくさんのサブジャンルを持っていましたが、デスコアにもそれが反映されています。私の調べた限り
- ・シンフォニックデスコア
- ・ブルータルデスコア
- ・プログレッシブデスコア
- ・テクニカルデスコア
- ・ブラッケンドデスコア
- ・ニューメタル・デスコア
- ・ダウンテンポデスコア
が存在するようです。私には多すぎてついていけませんが…
それでも、こうしたたくさんの音楽が生まれていることは、それだけたくさんのバンドが様々な音楽を模索していったということであり、それは素晴らしいことです。なお、個別の解説は割愛します。
日本で活動するデスコアバンド
- ・Victim of Deception
- ・SUGGESTIONS
- ・Deviloof
- ・FILL THE VOID
- ・NOCTURNAL BLOODLUST
- ・HOTOKE
- …ほか
日本でも、様々なバンドが凶暴に活動しています。地域的な括りとしては、東京、大阪、九州にデスコアバンドが多くいるように見受けられます。一部ヴィジュアル系としても活躍するバンドが、デスコアの音を磨いています。