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マスコア

mathcore

こんにちは。管理人です。この記事では、マスコアとはどんな音楽なのか?どんなバンドがいるのか?など、簡潔に解説していきます。
この記事は「メタルコアのサブジャンルをまとめてみた(後編)」から続いています。こちらの記事もぜひチェックしていってください。

マスコアのなりたち

1990年代中盤、マスコアはアメリカを中心に誕生しました。

Mathcore emphasizes complex and fluctuant rhythms through the use of irregular time signatures, polymeters, syncopations and tempo changes, while at the same time the drummers play with overall loudness.

Wikipedia(英語版)より

リズムが複雑で変わることもあり、ポリメーター(異なるテンポが同時に進行すること*)やシンコペーション(拍の強弱を変えることで、リズム間に変化を与えること)を多用しながら、激しいドラムや絶叫するボーカルなどが特徴となっている音楽です。ハードコア・パンクの粗暴さに、マスロックやヘヴィメタルの演奏技法(リフなど)を掛け合わせていて、複雑な音楽となっているのが魅力です。
マスコアは日本では「カオティックハードコア」とも呼ばれることがあります。マスコアという名称が定着するまで、海外でもカオティックハードコアやノイズコアとも呼ばれていたようです(Wikipwdia英語版より)。ハードコアやヘヴィメタルだけではなく、様々な音楽性を持ち合わせた複雑な音楽のため、一様に定義することが難しいようです。

*参考:サウンドクリニック さま

マスコアのバンドたち

  • Neurosis
  • Deadguy
  • Cave In
  • Today Is the Day
  • The Dillinger Escape Plan
  • Converge
  • Coalesce
  • Candiria
  • Botch
  • Psyopus
  • Vision of Fatima
  • ほか

一部のバンドは「メタリックハードコア(metallic hardcore)」と形容されることも多くありますが、1990年代後半の新しい音楽の追究のなかで生まれていった音楽・バンドであることは間違いありません。とにかく混沌とした音楽で、目まぐるしい展開に飽きがきません。日本では京都の Vision of Fatima などが活躍しています。